23. 自分のことは自分ではわからないから…
【 西村綾子 STORY 23. 】
「オンライン動画講座を作るための講座」
を受講し始めた私は、
信頼するプロに学ぶことへの大きな安心感とともに、
そのプロが本気で教えてくださるからこその厳しさも感じ始めていました。
全てのカリキュラムを終えた時には、
何かしらの動画を完成させていることを目指すこの講座。
私のこれまでの経験を棚卸ししたり、
ブランディングとは? コンテンツとは? を
頭に理解させるための課題があったり、
数度の100本超えノック
(例えばお客様のお悩みや不安を100個挙げるなど)
があったり、
このSTORYも課題の1つなのですけれど、
これまで考えたことがなかったことを
繰り返し言語化することで、
「自分が何者で、誰に向けて、
何をどのように届けていくのかと、
その方法が身につく(予定^-^;)」
という、とても地道で真摯な講座なのです。
そのためこの数ヶ月の間、ずっと頭がグラグラしていました。
自分のことは自分ではわからないんだな、と
改めて痛感しましたし、
だからコーチングやコンサルという仕事が
成り立つんだな、とも思ったりして…。
そして、プロから学ぶということは、
そのプロフェッショナルが長年かけて積み上げてこられた
素晴らしい知識と数えきれない経験を、
ギューっといいとこ取りしたものを学べる、
という価値でもあるのだと理解するのです。
コロナ渦が長引き なかなか仕事が再開しない中で、
かなり思い切らなければ支払えない受講料でしたが、
それでも、自分が本当に学びたいことを、
この人! と思える方から、学ぶことを選んだ経験は、
私がお伝えする側になった時の土台となる大切な意識を
学ばせていただくことにもつながりました。
ここで、私がコンテンツを作ると決めた、
そもそものきっかけについてお話しさせてください。
それは、このような場面によく遭遇するようになったからです。
ある時、お知り合いの方が、
Facebookライブをするというので観ていましたら、
「え、”これ”ってどれのことを指してるの?」
「この形状が特徴です、って説明しているのに、
カメラから遠すぎて肝心の形状が見えないよ…」
「白い服の前に白い道具を持って説明しても、
同化して見にくいって気づかないのかな」
この方だけが特別ではありません。
その後も、色々な画面での発信を見ていくうちに 、
「どうしてこんなにも勿体無い見せ方や伝え方をしている人が多いのだろう」
と、引っかかるようになっていきました。
そして、
「もっとこうすればいいのに」
「このアングルの画像が抜けていると
画面で見ている人には全体像が伝わらないのにな」
「これ、スマホで見ている人のことをイメージしていないな」
「大事なポイント、と言ってホワイトボードに
書いている文字が反射して見えていないぞ」
などなど、私の頭の中に問題点や改善点が溢れ出てくるのです。
そして、はたと気づきました。
「対面の時のやり方のまま画面を通して伝えても、
対面と同じようには届かないことを知らない人は
意外に多いのかもしれない」
ではなぜ私は、その違和感に引っかかり、
何が問題で、どうすれば伝わるようになるのかがわかるのだろう。
「そうか、テレビと同じだからだ !」
こんな気づきから始まった、
情報番組での経験をコンテンツ化するプロジェクト。
たった1人で悶々としていたところから、
プロについて濃い学びをしていく中で、
自分の経験を元に作ろうと考えていたカリキュラムが、
どんどん明確になっていくのを感じています。
(そうなるように講座が組み立てられているのですね)
またある日のグルコンにて。
この講座を受講し始めてからパソコン画面を見る時間が急増し
ブルーライトカットのメガネが必需品。
疲れた顔をしているなぁ…。
まあ、いつもこんなもんですね(^_^;)
【 24 】へ続きます